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子供を英語好きに出来るフォニックスについて

小さな子供がいる20代から40代位の親御さんの中には、文部科学省がやって来た教科書に書かれた英単語や熟語や構文などの丸暗記の読み書き偏重教育のせいで、英語自体が嫌いになったり苦手意識を持っている人も多いはずです。
何故そんな教育になったのかと言うと、文部科学省の役人自体が受験英語で高得点を採って国家公務員になったことで、自分たちの受けて来た教育が正しいと思い込んでるから、自分たちのようなテストに強い人間を育てたいと考えたからです。
だから昔から日本の高校や大学受験での英語は、一部でリスニングやスピーキング試験を取り入れてますが、殆どが未だに読み書き中心の俗にいう使えない受験英語となっています。

英語に苦手意識を持たせないようにするには?

親御さんの中には、自分の子供には英語に苦手意識を持たずに楽しく勉強して貰いたいと考えている人も多いはずです。
英語に苦手意識を持たせないようにするのに重要な事は、言語を吸収して学びやすい幼少期にいかにネイティブの発音に接するかに決まります。
でも両親が海外赴任する仕事でない限り、周辺でネイティブの英会話に触れる事は難しいです。
そこで無理だと諦めている人に、耳よりの話があります。
アメリカやイギリスなどの英語圏の子供達が学ぶ、フォニックスという学習法があり、何もネイティブの発音に触れなくても子供たちを英語好きにする事が可能です。

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フォニックスとは?

フォニックスとは日本人の子供がひらがなの50音を覚えるのと同じように、アメリカやイギリスなどの英語圏の子供達が学ぶ学習方法です。
フォニックスを学ぶと英語のスペルと発音の間にある法則を学べ、正しい読み方を簡単にマスターする事が出来ます。
最近文部科学省が小学校から英語の授業を取り入れるなど力を入れ始めているにも関わらず、フォニックスがまだ一般的にならない事を多くの外国人講師は驚いています。
そのぐらいこの学習法を覚えるだけで、英単語力はもちろんの事、読み書きや話して聞く事の全ての力がアップするからです。

今までの英語の教育法とどこが違うのか?

では今までの英語の教育法とどこが違うのかを、以下に説明して行きます。
英語を学習する時に日本では今までアルファベットの発音を覚えるために、ローマ字を学習させてました。
その学習方法は、英語を苦手にするスタートラインで、まずアルファベットの発音方法が違います。
例えばアルファベットのABCをローマ字発音だとエービーシーですが、それに対してェアブクと学習します。
何故かというと英語学習で発音を学んでいくと、実際のネイティブはローマ字発音をする事は無くいからです。
つまりABCをェアブクと発音する方が、ネイティブイングリッシュに近いからです。
アルファベットを覚えたら、次にそれらを組み合わせた発音ルールを覚えて行きます。
例えば子音と子音や母音と母音を組み合わせる発音や、サイレントEを学びます。
例として子音2文字で通常SはスでHはハですが、SHと合わせるとシュとなります。
母音の例では、通常はAがェアでUがアですが、AUと組み合わせるとオーです。
そのようにアルファベットを連ねて行くと発音が変わっていく、ネイティブの英単語の発音がそのように出来ている事を繰り返し覚えて行きます。
この発音ルールを学ぶ事で、新しい英単語を見た時でも自然と発音できるようになります。

フォニックスを学んでいくメリット

フォニックスを学んでいくメリットは、日本語には無い英語特有の発音も学べます。
代表的なものに日本人ならば、英単語の中に使われるLとRの発音の区別がつかない人が多いはずです。
ネイティブは違いが判るのですが、大人になってからだとこの音の違いをなかなか聴き取る事が出来ません。
リアルな発音学習をしてきた子供ならば、LとRの違いを簡単に聴き取れて正しく書く事が出来ます。
発音ルールさえ覚えれば、知らない英単語に出会っても発音を聞くだけで、スペル間違いなく約7割の単語を読み書きする事が可能です。
但しこの学習法は小学校高学年に通い始める時期では遅すぎて、出来るだけ早く学ばせた方が良いです。
何故かというと人間の脳には、物事を習得する臨界期があるからです。
その臨界期を過ぎてしまうと、特に言語系の習得が難しくなるからです。
言語を習得するのに適した臨界期は、個人差がありますが大体9歳までと言われてます。
つまり小学校高学年からだと、臨界期を過ぎて綺麗な発音を話す事が難しくなって行きます。

まとめ

もう一つ理由が合って、日本語と英語の発音の周波数特性が違う事にもあります。
日本語の周波数は1500ヘルツ程度ですが、英語は2000から12000ヘルツと違います。
この違いがあるから、子供の頃から日本語だけに慣れ親しんでいると英語の発音を中学生以降で聞くと違和感を感じてしまいます。
実際に発音に違和感を感じて、英語の授業で英文を発音する時に笑っているしまう生徒もいました。
幼少期から英語特有の周波数帯の音に触れておく事で、そういった違和感も無くなり自然に聞き取れるようになります。

最終更新日 2025年6月11日 by swissbug